2018年5月6日日曜日

政治家たる者、己を慎み、品行正しく、驕って贅沢することを戒め、節倹を努め、自分の職務に厳しく、国民からはその仕事ぶりを気の毒だと思われるほどでなければ、十分な支持を得ることなどできない。(西郷隆盛(1828-1877))

気の毒だと思われるほど

【政治家たる者、己を慎み、品行正しく、驕って贅沢することを戒め、節倹を努め、自分の職務に厳しく、国民からはその仕事ぶりを気の毒だと思われるほどでなければ、十分な支持を得ることなどできない。(西郷隆盛(1828-1877))】
 万民の上に立って政治を行う者は、己を慎み、品行を正しくして、驕って贅沢することを戒め、節倹を努め、自分の職務をしっかり務めて国民の標準となり、一般の人たちからはその厳しい仕事ぶりを気の毒だと思われるほどでなければ、国民から十分な支持を得ることなどできない。しかるに、実際の政治をみると、政治家は自身の蓄財をはかるなど腐敗しており、本来の政治が行われていない。
 「萬民の上に位する者、己れを愼み、品行を正くし、驕奢を戒め、節儉を勉め、職事に勤勞して人民の標準となり、下民其の勤勞を氣の毒に思ふ樣ならでは、政令は行はれ難し。然るに草創(さうさう)の始に立ちながら、家屋を飾り、衣服を文(かざり)、美妾を抱へ、蓄財を謀りなば、維新の功業は遂げられ間敷也。今と成りては、戊辰の義戰も偏へに私を營みたる姿に成り行き、天下に對し戰死者に對して面目無きぞとて、頻りに涙を催されける。」
(西郷隆盛(1828-1877)『遺訓』4(集録本『西郷南洲遺訓―附・手抄言志録及遺文』)p.7、岩波文庫 (1939)、山田済斎(編))
『遺訓』西郷隆盛(1828-1877)青空文庫

西郷南洲遺訓―附・手抄言志録及遺文 (岩波文庫)


(出典:wikipedia
西郷隆盛(1828-1877)  「事大小と無く、正道を蹈み至誠を推し、一事の詐謀(さぼう)を用ふ可からず。人多くは事の指支(さしつか)ゆる時に臨み、作略(さりやく)を用て一旦其の指支を通せば、跡は時宜(じぎ)次第工夫の出來る樣に思へ共、作略の煩ひ屹度生じ、事必ず敗るゝものぞ。正道を以て之を行へば、目前には迂遠なる樣なれ共、先きに行けば成功は早きもの也。」
(西郷隆盛(1828-1877)『遺訓』7(集録本『西郷南洲遺訓―附・手抄言志録及遺文』)p.7、岩波文庫 (1939)、山田済斎(編))
『遺訓』西郷隆盛(1828-1877)青空文庫

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